子どもの車酔いや突然の体調不良などで、車のシートやフロアに嘔吐してしまうことがあります。
すぐに拭き取って見た目はきれいになっても、
「翌日になったら酸っぱい臭いがする」
「何度掃除してもゲロの臭いが取れない」
「シートの奥まで染み込んでしまった」
というご相談は少なくありません。
車のシートは表面の布やレザーだけではなく、その下にクッション材があるため、液体が内部まで入り込むと家庭での拭き掃除だけでは回収しきれない場合があります。
カーピカでは、車内の嘔吐・飲みこぼし・糞尿などの部分洗浄、車内消臭を専門に施工しています。
この記事では、
- ・嘔吐直後にすること
- ・自分でできる掃除方法
- ・やってはいけない処置
- ・臭いが取れない理由
- ・業者へ頼んだ方がよいケース
- ・プロの車内クリーニング方法
- ・施工料金
まで、実際の施工経験をもとに解説します。
すでに臭いが取れない場合は写真を送ってください
車種・嘔吐した場所・現在の状態が分かれば、必要な施工内容を判断しやすくなります。
写真を送るだけでもご相談いただけます。
車で嘔吐した直後にまずすること
嘔吐直後は、消臭剤を使用することよりも、まず吐瀉物そのものをできるだけ残さないことが重要です。
1.換気する
安全な場所へ車を停め、可能であればドアや窓を開けて換気します。
感染性胃腸炎などが疑われる場合もあるため、直接触れず、使い捨て手袋などを使用してください。
2.固形物を取り除く
ペーパータオルや使い捨てできる布などを使用して、固形物を静かに取り除きます。
強くこすると、汚れを広げたりシート内部へ押し込んだりする可能性があります。
外側から中心へ集めるように処理するのがポイントです。
3.残った水分を吸い取る
乾いたタオルや厚手のペーパーをシートへ押し当て、水分を吸収させます。
横方向にゴシゴシこするのではなく、上から押さえてタオル側へ水分を移します。

車の嘔吐を自分で掃除する方法
軽度で、シート表面だけに付着している場合は家庭で改善できることもあります。
固形物と水分を十分に取り除いた後、薄めた中性洗剤をタオルへ含ませ、汚れた部分を外側から内側へ叩くように清掃します。
洗剤をシートへ直接大量にかけることは避けてください。
その後、水で濡らして固く絞ったタオルを使い、洗剤成分をタオルへ移すように何度か清拭します。
最後に乾いたタオルで水分を回収し、窓を開けたり送風したりして十分に乾燥させます。
自分で掃除するときに重要なのは「濡らしすぎない」こと
車のシートは衣類のように簡単にすすぐことができません。
大量の洗剤や水を使用すると、
・嘔吐物がさらに内部へ入る
・洗剤がシート内部に残る
・輪ジミになる
・乾燥に時間がかかる
・別の臭いが発生する
といった問題が起こることがあります。
「たくさん洗剤を使えばきれいになる」とは限りません。
また一般家庭用消臭剤を十分な洗浄をせず噴霧すると、より臭いが増す場合があります。
車の嘔吐掃除でやってはいけないこと
ゴシゴシこする
汚れを広げたり、シート内部へ押し込んだりする可能性があります。
大量の水をかける
家庭では内部の水分を十分に回収できないため、シート内部まで濡らしてしまうことがあります。
いきなり消臭スプレーを大量に使用する
嘔吐物そのものが残った状態では、消臭剤だけを使用しても根本的な解決にはなりません。
香料と嘔吐臭が混ざり、かえって不快に感じる場合もあります。
熱湯をかける
嘔吐物にはタンパク質などが含まれています。
高温の湯を直接かけることは、素材への影響もあるため避けた方が安全です。
塩素系漂白剤を安易にシートへ使用する
感染症対策では次亜塩素酸ナトリウムが使用される場合がありますが、車のシートや内装では変色・劣化・金属腐食などの可能性があります。
感染性胃腸炎などが疑われる場合は、一般的な汚れ落としとは分けて考える必要があります。
掃除しても車の嘔吐臭が取れない理由
「見た目はきれいなのに臭いだけ残っている」
というケースは珍しくありません。
大きな理由は、表面よりも深い場所に汚れが残っている可能性があるからです。
車のシートには、表皮の下にクッション材があります。
液状の嘔吐物が大量に付着すると、
表皮
↓
縫い目
↓
クッション材
↓
シート下部
へ入り込むことがあります。
また、実際の現場ではシートだけでなく、
・シートベルト
・シートレール
・ドア内張り
・センターコンソール
・フロアマット
・フロアカーペット
・カーペットの下
まで飛散・流入していることがあります。
表面だけ清掃しても、このような場所に原因物質が残っていれば臭いを感じる場合があります。

パンチングレザーの嘔吐は特に注意
レザーシートでも、表面を拭くだけで終わらない場合があります。
特に細かな穴が開いているパンチングレザーは、液体が穴から内部へ入り込みやすいため注意が必要です。
見た目には汚れがなくなっていても、穴の内部やクッション材に嘔吐物が残っているケースがあります。
高級車やパンチングレザーについては、素材への影響を確認しながら薬剤や施工方法を選択する必要があります。

チャイルドシートに嘔吐した場合
チャイルドシートの嘔吐も多いご相談のひとつです。
チャイルドシートは、
・ベルト
・バックル
・クッション
・カバー
・本体の隙間
など構造が複雑で、嘔吐物が内部へ入り込みやすい特徴があります。
カバーがメーカー指定の方法で取り外せる場合は、取扱説明書に従って洗浄してください。
無理に分解すると安全性に関わる可能性があるため、メーカーが認めていない分解は避けてください。
カーピカでもチャイルドシートの洗浄についてご相談いただけます。

こんな場合は車内クリーニング業者への相談がおすすめです
次のような状態では、自分での清掃だけでは難しい場合があります。
- ・掃除しても数日後に臭いが戻ってくる
- ・嘔吐量が多かった
- ・シート内部まで染み込んでいる
- ・パンチングレザーの穴へ入った
- ・シートベルトやレールにも飛び散った
- ・フロアカーペットまで流れた
- ・チャイルドシート全体が汚れた
- ・何度洗剤を使用しても改善しない
- ・中古車、レンタカー、他人の車など確実に仕上げたい
特に「臭いが取れない」という場合は、消臭剤を追加するよりも、どこに原因が残っているかを確認することが重要です。
カーピカの車内嘔吐クリーニング
カーピカでは、臭いだけを別の香りで隠すのではなく、まず嘔吐物や汚れを可能な限り洗浄・回収してから消臭処理を行います。
車両の状態によって作業内容は変わりますが、基本的には以下の流れです。
1.汚染範囲を確認
シートだけでなく、飛び散り、隙間、シートベルト、フロアなどを確認します。
LINEで事前に写真を送っていただくと、おおよその状態を確認できます。
2.固形物・表面汚れを除去
残っている汚れを除去し、素材に合わせて前処理を行います。
3.専用洗剤による前処理
汚れや素材の状態に合わせて洗剤を選定します。
カーピカでは車内洗浄・消臭用のオリジナル薬剤も使用しています。
4.業務用リンサーによる洗浄・回収
布シートなどでは業務用リンサーを使用し、洗浄水を噴射すると同時に、汚水を強力に吸引・回収します。
家庭でのタオル拭きとの大きな違いは、洗浄した水分と汚れを機械で回収できることです。
状態を確認しながら必要な回数の洗浄・すすぎ・回収を行います。

5.回収した汚水を確認
見た目には汚れていないシートでも、洗浄すると濁った汚水が回収されることがあります。

6.必要に応じて消臭処理
汚れをできる限り洗浄した後、臭いの状態に応じて専用薬剤や消臭機材を使用します。
カーピカでは、
汚れを取り除く → 洗浄する → 汚水を回収する → 必要な消臭を行う
という順番を重視しています。
実際の車内嘔吐クリーニング事例
カーピカでは、普通車からミニバン、高級車までさまざまな車両の嘔吐クリーニングを施工しています。
日産セレナ|後部座席の嘔吐
後部座席での嘔吐について、シートだけでなく周辺まで確認して部分洗浄を行った施工事例です。

アルファード|パンチングレザーへの嘔吐
パンチングレザーは表面の穴から液体が内部へ入り込む可能性があります。
素材を確認しながら施工した事例です。

フェラーリ|レザーシートの嘔吐臭
高級車のレザーシートに付着した嘔吐汚れ・臭いへ対応した施工事例です。
内装素材を確認しながら薬剤や施工方法を選択しました。

車の嘔吐クリーニング料金
カーピカでは、嘔吐した場所や範囲に応じて部分洗浄から対応しています。
料金の目安
1席の部分洗浄 19,800円~
シートへの飛び散りなど、周辺の状態を確認して施工します。
臭いが車内全体へ広がっている場合は、消臭作業を追加することもできます。
料金は、
・車種
・汚れた場所
・嘔吐量
・飛散範囲
・臭いの強さ
・シート素材
・分解作業の必要性
などによって変わります。
正確な料金を知りたい場合は、車種と汚れた場所の写真をLINEでお送りください。
レンタカーや他人の車で嘔吐してしまった場合
レンタカーや友人・知人の車で嘔吐してしまった場合は、自己判断だけで清掃を進める前に、車両所有者やレンタカー会社へ連絡することをおすすめします。
レンタカー会社によっては、清掃費用や営業補償など独自の規定があります。
また、状況によっては個人賠償責任保険などの対象となる可能性もありますが、保険の適用可否は契約内容や事故状況によって異なります。
まず加入している保険会社へ確認してください。
→「車内クリーニングと個人賠償保険について」の関連記事へ内部リンク
ノロウイルスなど感染性胃腸炎が心配な場合
嘔吐の原因が感染性胃腸炎などの可能性がある場合は、通常の「臭い取り」とは分けて考える必要があります。
吐瀉物へ直接触れないよう使い捨て手袋などを使用し、処理後は十分に手洗いをしてください。
一般的なアルコール消毒だけでは十分でないウイルスもあります。
一方、塩素系薬剤は車のシートや金属、内装を変色・劣化させる可能性があるため、車内へ自己判断で大量に使用することはおすすめしません。
感染症が疑われる場合は、依頼時にその旨をお知らせください。
よくある質問
嘔吐してから数日たっています。臭いは取れますか?
時間が経過していても施工可能です。
ただし、時間の経過や浸透範囲によって施工難易度は変わります。まず現在の状態を確認します。
自分で掃除しましたが臭いが取れません
シート内部や隙間、フロアなどに汚れが残っている可能性があります。
何度も消臭剤を追加する前に、臭いの発生箇所を確認することをおすすめします。
1席だけでもクリーニングできますか?
はい。部分洗浄から対応しています。
嘔吐の飛散範囲を確認し、必要な施工内容をご案内します。
パンチングレザーにも対応できますか?
状態を確認したうえで対応します。
細かな穴から内部へ液体が入り込んでいる場合があるため、布シートとは異なる施工判断が必要です。
チャイルドシートも洗えますか?
対応可能です。
メーカーや構造によって施工できる範囲が異なるため、事前に確認します。
作業後すぐ車に乗れますか?
走行できる状態まで水分を回収して施工しますが、完全な乾燥時間は天候、気温、シート素材、洗浄量などによって異なります。
雨の日でも施工できますか?
雨を防げる車庫や屋根付き駐車場など、施工環境が確保できれば対応できる場合があります。
マンションやアパートでも出張できますか?
施工スペースがあり、管理会社・オーナー等から作業許可を得られる場合は対応できます。
当日の依頼もできますか?
店舗・スタッフの空き状況によっては対応可能です。
まず電話またはLINEからお問い合わせください。
車の嘔吐汚れ・臭いでお困りならカーピカへ
車内で嘔吐した場合、重要なのは消臭剤で臭いを隠すことではありません。
嘔吐物を除去する
↓
汚れた範囲を確認する
↓
洗浄する
↓
汚水を回収する
↓
必要に応じて消臭する
という順番で処理することが重要です。
特に、
「自分で掃除したのに臭いが取れない」
「翌日になったらまた臭ってきた」
「シート内部まで染み込んだ」
「どこの業者へ頼めばいいか分からない」
という場合はご相談ください。
車種・嘔吐した場所・現在の状態が分かる写真をLINEで送っていただければ、施工内容をご案内します。
電話:0584-40-9001(年中無休・9:00~17:00)
LINEで写真を送って相談する(24時間受付)
対応地域:岐阜県・愛知県・三重県・滋賀県・京都府 その他近隣地域もご相談ください。

