車内で嘔吐してしまった場合の緊急対応:清掃・消臭方法とプロの力の使い方
車内で嘔吐してしまうことは、誰にとっても避けたい出来事です。しかし、予期せぬ体調不良や急な揺れなどで、避けられない場合もあります。特に家族旅行や長時間のドライブでは、乗車中に酔ったり、子どもが急に体調を崩して嘔吐することもあるでしょう。嘔吐物が車内に残ると、悪臭や衛生面での問題が発生するため、迅速かつ適切な対応が重要です。
この記事では、車内での嘔吐に直面した場合の緊急対応から、効果的な清掃方法、そして消臭・除菌のポイント、さらにはプロの力を借りるべき状況について詳しく解説していきます。

1. 車内で嘔吐してしまったらすぐに取るべき緊急対応
ステップ1:安全な場所に車を停める
嘔吐が発生した際には、まずは安全な場所に車を停め、エンジンを切りましょう。急に体調を崩した人をケアすることも重要ですが、運転に集中できない状況での運転は非常に危険です。できるだけ早く車を路肩や駐車場に移動させ、安心できる環境を作りましょう。
ステップ2:換気を行う
車内の臭いを少しでも軽減するために、まずは窓を開けて換気を行いましょう。嘔吐物の臭いは非常に強く、長時間放置することで車内にこびりついてしまいます。空気の流れを確保することが第一歩です。
ステップ3:応急的な拭き取り
嘔吐物が広がらないように、すぐにペーパータオルや使い捨ての布で拭き取ります。ティッシュや布でこすらないことが重要です。これを行うと、嘔吐物がシートやカーペットに染み込んでしまい、臭いや汚れが取れにくくなってしまいます。軽く押さえるようにしてティッシュに吸収させ取り除くのがベストです。
2. 車内での嘔吐後の清掃方法
応急対応が終わったら、次に本格的な清掃を行いましょう。嘔吐物は放置すると臭いが強烈になり、菌の繁殖も進むため、速やかな対応が鍵です。
必要な道具
- ゴム手袋
- ペーパータオルまたは吸収性の高い布
- 中性洗剤または専用クリーナー
- 水
- ビニール袋
- 消毒用アルコールまたは除菌スプレー
- 消臭剤
- 次亜塩素酸ナトリウム(ノロウイルス)
ステップ1:嘔吐物の除去
嘔吐物を完全に取り除くことが最優先です。可能であれば、ペーパータオルや吸収性の高い布を使って丁寧に取り除きましょう。嘔吐物がシートの隙間やカーペットに入り込んでしまうと、清掃がより困難になります。ゴム手袋を必ず使用し、汚れたペーパータオルや布はすぐにビニール袋に入れて密閉しましょう。ノロウイルスの危険性がある場合は次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)をペーパータオルや布に染み込ませて、嘔吐を除去してください。
ステップ2:中性洗剤で洗浄
嘔吐物を取り除いた後は、中性洗剤を水に薄めてウエスやスポンジを使って清掃します。こすりすぎずに、軽く押さえるようにして汚れを浮かせることが大切です。汚れがひどい場合は、専用の車内クリーナーを使うと効果的です。
ステップ3:水で拭き取る
洗剤で清掃した部分を、水に浸した布でしっかりと拭き取ることで、残った洗剤を取り除きます。この際、シートやカーペットに水分が残らないように注意しましょう。水分が残るとカビの原因になるため、しっかりと乾かすことが重要です。
ステップ4:乾いたタオルを押し当てる
水拭きをした後、乾いたタオルを押し当てることによりタオルに水分を吸水させます。シートに残った洗剤と汚水をタオルに移すことにより汚れを除去していきます。この作業を繰り返すことにより軽度な嘔吐であれば臭いと汚れは改善します。
3. 車内での嘔吐後の消臭と除菌方法
清掃後、臭いや菌の対策をしっかり行うことが重要です。嘔吐物の臭いは強烈で、完全に除去しないと車内に長期間こびりついてしまいます。さらに、嘔吐物は菌の温床にもなるため、除菌も欠かせません。
ステップ1:アルコール消毒
嘔吐物が付着した部分には、消毒用アルコールまたは除菌スプレーを使ってしっかりと除菌しましょう。特にシートやカーペットの繊維の奥に菌が残っている可能性があるため、表面だけでなく、少し時間をかけて行うことが大切です。アルコールはノロウイルスには効果がありませんので注意してください。また嘔吐物を完全に除去した後にファブリーズ等はスプレーしてください。
ステップ2:消臭剤の使用
嘔吐物の臭いはなかなか取れないことが多いため、消臭スプレーや脱臭剤を使用して車内全体を消臭します。臭いの原因を完全に取り除くためには、通常の消臭スプレーだけでなく、消臭効果の高い専用製品を使うと効果的です。必ず嘔吐物を除去してから消臭をしてください。原因物質があると消臭剤と混じりより臭いが酷くなる場合があります。
ステップ3:換気
消臭剤を使った後も、車内の臭いが気になる場合は、長時間換気を行うことをお勧めします。できるだけ風通しの良い場所で、窓を全開にして風を通すことで、自然と臭いが軽減されます。
4. 注意すべきポイント
シートの素材に注意
車内のシートやカーペットは、素材によって清掃方法が異なります。レザーシートの場合は、水や洗剤が染み込みやすい布シートとは異なり、適切な専用クリーナーを使用する必要があります。逆に、布シートは水分が染み込みやすいため、完全に乾かすことが特に重要です。

嘔吐物が乾いてしまった場合
嘔吐物が時間経過で乾いてしまった場合、取り除くのが非常に困難になります。この場合は、専用の掃除機やスチームクリーナーを使って、シートやカーペットに染み込んだ汚れを浮かせてから清掃する方法が有効です。乾いた汚れはブラシなどでこするとさらに繊維に絡みついてしまうため、慎重に作業を進めましょう。
ハイターの使用 ノロウイルスの場合
ハイターの成分の次亜塩素酸ナトリウムは、強い漂白効果があります。シートの変色や劣化のリスクがかなりあります。ノロウイルスの可能性がある場合は適正の希釈(0.1パーセントの消毒薬に浸したペーパータオルなどで取り除く)をして、必ず手袋をし、その後シートを水洗いでリンス作業をしてください。
重曹の使用
粉末の重曹はシートに多用しますと、乾燥して白い粉が付着します。完全に付着しますと、シートが真っ白になり拭くだけでは除去が難しくなります。適切な量を心がけてください。

5. 自力での清掃が難しい場合はプロの力を借りる
いくら丁寧に清掃しても、嘔吐物の臭いや汚れが完全に取れない場合があります。また、嘔吐物がシートやカーペットの奥深くに染み込んでしまった場合や、菌が広がってしまった場合は、自力での対応では限界があります。そんな時は、プロのクリーニングサービスを利用するのが最善の選択肢です。
プロの清掃業者が提供するサービス
- 業務用リンサー使用:業務用のリンサーをしようしシートをしっかり洗います。
- スチームクリーニング:高温のスチームを使って、シートやカーペットの奥まで清潔にします。
- 専門的なクリーナー使用:プロの使用する専用クリーナーは、通常の市販品よりも強力で、汚れや臭いを効率的に除去します。
- 消臭機材・脱臭機材使用:プロの使用する機材は、臭いの分子を分解し、臭いを除去します。
嘔吐物による車内のトラブルは、放置すると車内の快適さを損なうだけでなく、衛生面でも問題を引き起こします。プロに依頼することで安心てその後も使用できます。


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